ツンデレくんに出会いました。
なりふり構わず家に帰った。
体の奥が疼いている。
熱が収まらない。

『俺が相手になる?』

脳内で何度も駿哉の声が再生される。
あんなの冗談ってわかってるのに、しっかり煽られる自分が嫌になる。
駿哉にしてほしいって思ってしまっている。
外では何とか保てていた理性も、今にも壊れてしまいそう。
布団に潜り込み、下半身に手を伸ばす。
入り口に指を這わすと、くち、と音が鳴った。
なんでこんなに濡れてるの。
濡れた指で敏感な突起をいじると、途端に快感が全身を巡る。

「は、ぁ…」

突起は既に硬くなっていて、触ると気持ちよくなっていく。
駿哉に煽られただけで、あたしはこんなに感じてしまう。
体裁も過去も未来も何も考えず、駿哉に触れて欲しかった。
駿哉の細長い指で敏感な突起に触れて、気持ちよくしてほしい。

「はっ、んぁ、…っ」

付き合ってた頃の駿哉は優しかった。すごく優しく触れてくれた。
今も優しく触れてくれるだろうか。
全身にキスしてくれて、「気持ちいい?」って耳元で囁かれて、駿哉を受け入れて、二人で気持ちよくなりたい。
奥まで激しく突いて。無理やりでもいいからいかせて。

「ん、ぁあ、〜〜〜〜っ」

次の瞬間、頭が真っ白になり、全身がビクビクと震えた。
肩で息をして、仰向けになる。
駿哉に抱かれる妄想でいってしまった。
本当に情けない。
元彼の誘いに乗れず逃げて、熱を燻らせるだけの惨めな女。
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