ツンデレくんに出会いました。
駿哉がケーキの箱を取り上げて、リビングに向かう。
テーブルの前に座ると、駿哉がお茶を淹れてくれた。
一言もなく二人でケーキを食べて、これからどうしようとお茶を啜っていたら、駿哉が立ち上がってビールの缶を2本持ってきた。
「ん」
駿哉があたしの頭にビールの缶を乗せてきて、それを受けとる。
「ありがとう」
本当はビール飲めないんだけど。そして度重なる醜態を晒しているおかげで、しばらくはアルコールを入れたくないんだけど。
プシッと音を立てて缶を開ける。口をつけると苦くて、思わず顔をしかめそうになる。
それでも言えなくてチビチビ飲んでいたら、「あ」と駿哉が声を上げた。
「ビール、だめか」
「あたし、言ったことあったっけ?」
「大学の頃言ってなかった?」
「…実は大学以来で」
「早く言え」
駿哉があたしの手からビールを取り上げた。
駿哉が持っていた缶は既に空いていた。
ペース早いな。あたしが遅すぎただけか。
温くなったお茶を啜り、飲み終えたところで覚悟を決めた。
「あ、の、駿哉、風邪の時介抱してくれたのと、こないだ迎えに来てくれたの、まだお礼言えてなかったから」
「別に」
「あと、駿哉が嫌ならもう会わないから…ストーカーとか思われても嫌だし…」
「自覚あるんや」
「あたしにも一応まともな感覚はあってですね」
「別に嫌とか思っとらん」
「そう、ですか…」
ほっ、と息をつく。
「あ、マフラー、お返しします」
「ん」
鞄に入れていたマフラーを駿哉に渡して、ふと鞄の中の紙袋が目に入った。
テーブルの前に座ると、駿哉がお茶を淹れてくれた。
一言もなく二人でケーキを食べて、これからどうしようとお茶を啜っていたら、駿哉が立ち上がってビールの缶を2本持ってきた。
「ん」
駿哉があたしの頭にビールの缶を乗せてきて、それを受けとる。
「ありがとう」
本当はビール飲めないんだけど。そして度重なる醜態を晒しているおかげで、しばらくはアルコールを入れたくないんだけど。
プシッと音を立てて缶を開ける。口をつけると苦くて、思わず顔をしかめそうになる。
それでも言えなくてチビチビ飲んでいたら、「あ」と駿哉が声を上げた。
「ビール、だめか」
「あたし、言ったことあったっけ?」
「大学の頃言ってなかった?」
「…実は大学以来で」
「早く言え」
駿哉があたしの手からビールを取り上げた。
駿哉が持っていた缶は既に空いていた。
ペース早いな。あたしが遅すぎただけか。
温くなったお茶を啜り、飲み終えたところで覚悟を決めた。
「あ、の、駿哉、風邪の時介抱してくれたのと、こないだ迎えに来てくれたの、まだお礼言えてなかったから」
「別に」
「あと、駿哉が嫌ならもう会わないから…ストーカーとか思われても嫌だし…」
「自覚あるんや」
「あたしにも一応まともな感覚はあってですね」
「別に嫌とか思っとらん」
「そう、ですか…」
ほっ、と息をつく。
「あ、マフラー、お返しします」
「ん」
鞄に入れていたマフラーを駿哉に渡して、ふと鞄の中の紙袋が目に入った。