下僕お断り!


「パンパン!」


乾いた銃声がひびいて、はじめの競技が準備できたことが知らされる。
はじめは確か…。

「最初は50m走よ~」

「うわっ」


にゅ、と後ろから出てきた市ノ川さんが、にこにこしながら教えてくれた。

び、びっくりした…。


市ノ川さんはブレザーしか見てないから、ジャージ姿ってとっても新鮮。
束ねられた黒髪が太陽に反射していて、あいかわらずキレイだ。

「イチ、月花が驚いてる」

「あら、ユキくんったらヤキモチ?うふふ」

ギロ、と矢吹が市ノ川さんを睨む。
けど、市ノ川さんは全然怯えてない。

むしろうふふ~とニコニコ眺めている。

すげぇ……菩薩系女子だ!!




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