不機嫌なアルバトロス

痛さの余りに口に手を当てて悶えていると、中堀さんがけらけらと笑う。




「阿呆だね」




涙目になりつつ、私は中堀さんをきっと睨みつけ―




「阿呆って言わないれくらはいっ!!」




強く抗議した。




「前いいまひたよねっ、あたし、アホウロリっていわれへんれすぅー気にしてんれすからっ」




一応、怒ってるんだけど。



若干、真剣さに欠ける。





そんな私をちらっと見て、中堀さんはまだ含み笑いをしながら。




「アホウドリってさ、英語でなんていうか、知ってる?」




どうでも良さそうなことを、訊いてくる。





「?……」




えっと、なんだっけ。



そういや、アホウドリってなんていうんだろ。




黙る私に、中堀さんは正解を直ぐにくれる。




「アルバトロスって言うんだよ。」




「あるあとろす…?」




ベロが痛いながらも、繰り返してみた。



ちょっと、かっこいい…気がする。。。

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