守ってダーリン!
「市谷さんのことは、会えるようになったらすぐに知らせるから。

市谷さんも、里佳ちゃんのことすごく気にしてたし。」

そう言って、私を安心させるように優しく微笑む。

「ああ、そうだ。一応言っておくと・・・犯人は捕まったから安心して。

里佳ちゃんにも、警察が何か聞きに来るかもしれないけど、そんなに時間はとらせないと思う。

だから・・・とりあえずいまは、里佳ちゃんは自分のことを大切にして。」

「うん・・・。」

「じゃあ、今日はもう休んで。

明日また、事件のことも、いろいろ説明するから。」

「うん・・・わかった。・・・ありがとう。」

みんなで「おやすみ」と言い合うと、玲奈と龍平くんは病室を出て行った。

しばらくすると、「私も電話してくるから。里佳はもう寝てて」と言って、お姉ちゃんはカバンを持って病室を出た。

明日は日曜日だけれど、その後も、しばらくは会社を休んで付き添ってくれると言っていた。

「7 luxe」への連絡は、玲奈がしておいてくれたそうで、「落ち着いてから連絡して」という、伊佐子さんからの伝言をもらっている。


(仕事も、しばらく休まないといけないし・・・。)


みんなに、心配と迷惑をかけてしまった。

そのことに、胃の辺りがきゅっと痛む。


(・・・。)


一人になった病室で、私はぼんやりと天井を見上げる。


(・・・市谷さん・・・。)





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