守ってダーリン!
不安ないまだからこそ、市谷さんの気持ちが聞けるなら・・・やっぱり、ちゃんと聞きたいと思う。

そして私も、いろいろな気持ちを伝えたい。

今こんなことを望むのは、贅沢なことかもしれないけれど。


(会いたいな・・・市谷さん。)


そう思ってため息をついたとき。

「里佳ーーーっ!」

突然病室のドアが開き、両親が泣きそうな顔で入ってきた。

「大丈夫なの!?」

「痛いとこないか!?」

入るなり、ベッドに駆け寄ってきて、私の腕をがっしりとつかむ父と母。

「う、うん・・・。どっちかっていうと、今つかまれてる腕が痛い・・・。」

「あっ、そうか!悪かったなー。いやー、お父さん、びっくりして・・・。」

そんな様子を見ていた玲奈と龍平くんは、両親に軽く挨拶をすると、気を使ってくれたのだろう、「また来るね」と言って病室を後にした。

その後もあたふたとひとしきり私の身体の心配をしたあと、お父さんは「そうだ!」と言って思い出したように手をたたく。

「そういえば。近くにいた刑事さんが、里佳のこと庇ってくれたんだろう?

その人、大丈夫なのか?一度ごあいさつに行かないと・・・。」

「・・・!あ、う、うん!私も、あれから、まだ会えてなくて・・・。」

「そうか・・・。大したことないといいんだが・・・。

じゃあ、会えるようになったら、一緒にごあいさつに行こう。」

「う、うん・・・。」


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