守ってダーリン!
家に帰って、私は深く反省した。

せめて、あともう少し・・・もう少しだけでも、きちんとした対応がとれなかったものか。

いくつになっても人見知りで緊張しいの自分が、本当に嫌になってしまう。

追いかけて来てくれた男性も、最後に優しく笑いかけてくれた。

わざわざ、声をかけに来てくれたのに・・・。


(雰囲気で怖いって思いこんじゃうのも・・・悪いクセだな。)


市谷さんも、初めはすごく怖かった。

でも、知れば知るほど優しくて、大好きになったことを思い出す。

今日いた人たちも、きっと、怖い人なんかじゃないんだろうな・・・そんなことを考える。


(はあ・・・。)


枕を抱いて、ベッドにゴロンと寝転がる。

今日の自分を大いに反省した私は、決意を新たに天井を見上げた。


(よし・・・明日も、会いに行こう。)


普通にお見舞いに来る人たちはもちろん、事情聴取もあると言っていた。

きっと、病室にはいつも、誰かしらがいるのかもしれないけれど。

それでもやっぱり市谷さんに会いたい私は、明日も面会に行こうと心に決めて、枕をぎゅっと抱きしめた。

< 125 / 330 >

この作品をシェア

pagetop