守ってダーリン!
和彦さんは、お姉ちゃんとお父さんお母さん、私の祖父母と同じテーブルの席だった。

私たち新郎新婦からは、一番遠い場所の席。

それなのに、お父さんの嗚咽は、私にあれだけ聞こえていたのだ。

一緒のテーブルだったなら、さぞうるさかったに違いない。

「ほんとに・・・お父さんは問題児だね」

お姉ちゃんが苦笑する。

姉の結婚式でも、お父さんは大号泣。

和彦さんのことも、なんだかんだ言って気に入っている父だけど、「初めて娘を嫁がせる」という一大事、それはそれは大変だった。

「友達の結婚式でも、あそこまで泣くお父さん、いままで見たことないよ」

お姉ちゃんの意見に同意して、私が「はあ」とため息をつくと、男性陣がそろって笑う。

「憎めないタイプだけどな」

「ですね」

直くんと和彦さんは、どうやら心が広いらしい。

私もお姉ちゃんも、理解ある優しい旦那様に恵まれた。

「まあ、二次会はお父さんいないんだし。楽しもうよ」

「うん!」

邪魔者扱いで、お父さんにはちょっと申し訳ないけれど。

羽が伸ばせる二次会のパーティ、私はとてもワクワクしていた。








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