守ってダーリン!
たくさんの白いシャンパンの泡が、見た目も華やかに会場を彩る。

立ち上がった私と直くんも、ゲストにグラスを向けてから、二人で小さく乾杯をした。

「じゃあ、まずは新郎の市谷さんから、ひと言いただきましょう!」

マイクを向けられた直くんは、一瞬顔をひきつらせてから、「コホン」と咳払いをして、龍平くんからマイクを受け取る。

「本日は、私たち二人のためにお集まりいただき、どうもありがとうございます。

楽しんでいただければ幸いです」

そう言って直くんが頭を下げたので、私も続けて頭を下げる。

そのまま龍平くんにマイクが返されると、同僚たちから野次の声。

「そんだけか、市谷!」

「硬いぞー」

ワーワーと騒ぐ周囲の声に、直くんは「こういうの、本当に苦手だ」と言ってものすごく渋い顔をした。


(ふふっ。そうだよね)


二次会は、圧倒的に彼の関係者が多かった。

普段、女性客が多く、まったりとした「7luxe」は、今日はなんだか様子が違う。

一見身を引く強面集団。
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