守ってダーリン!
殺気立った視線に、さすがに「マズイ!」と感じたらしい龍平くんは、「ははは」と顔を引きつらせながら、一歩後退するけれど。

「う!」

近づいた直くんに、グイ、と胸ぐらをつかまれる。

恐ろしく目が据わった直くんを、私は慌てて制止した。

「あ、あの・・・今は落ち着いて・・・!」

「里佳は黙ってろ」

「で、でも・・・。みんな、私たちのために集まってくれてるんですから・・・。

それに、龍平くんの言ったことも嘘じゃないです。本当に、嬉しかったですよ」

腕をつかんで必死に訴える私を、彼は横目でチラリと見つめる。

もう一度「本当です」と念を押すと、直くんは訝しそうに目を細め、龍平くんから手を離した。

「はあー」

安堵したように、龍平くんが息を吐く。

「・・・死ぬかと思った・・・」

「今度同じことしたら、そうなるかもな」

冷やかな口調で忠告すると、直くんは無表情で席に着く。

「やっぱり、里佳ちゃんの力は偉大だなー!」

「・・・なんか言ったか」

直くんの言葉に、龍平くんは「なんでもないですよー!」と言いながら、そそくさと私たちの元から去って行った。

「ふふっ。パパになっても変わらないですね、龍平くん」

「・・・変わるべきだろ」
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