守ってダーリン!
「うん!もちろん!」

「じゃあ、一緒に行こっか」と言って、私は花菜たちを連れて、同僚に囲まれている直くんの元を訪れる。

大きな男性陣が作る壁の隙間を見つけた私は、そこからひょっこり顔を出し、手を振りながら彼の名前を呼んでみた。

「直くん!」

すると。

「・・・直くん!?」

同僚の刑事さんたちが、一斉に私に目を向けて、すっとんきょうな叫び声で彼の呼び名をリピートした。


(・・・あっ!!!)


し、しまった・・・・・・!!

私は、慌てて自分の口元を両手でぎゅっと押さえこむ。

けれども時は、すでに遅し。

「市谷さん、里佳ちゃんに『直くん』なんて呼ばせてるんですか!?」

好奇心に満ち溢れた龍平くんが、キラリと目を輝かせる。

お酒のせいなのか、直くんは真っ赤な顔で龍平くんをジロリと睨んだ。

「呼ばせてるってなんだ。勝手に里佳が呼んでるだけだ」

「えー?嫌だったら、何が何でも呼ばせないでしょう、市谷さんは」

にやにやする龍平くんに、直くんは「仕方ないだろ」と怒り出す。

その間も、周りのギャラリーのみなさんは楽しそうに盛り上がる。
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