守ってダーリン!
「やっぱり、仕事の時とは全然違うんだ・・・」

「デレデレだな・・・」

「デレデレですね・・・」

嬉しそうに話す同僚刑事さんたちの声。

私の額には、じんわりと冷たい汗がにじんでいった。


(直くんの、職場での威厳が・・・!)


バチッと目が合った直くんに、私は「ごめんなさい」と小さな声で謝った。

「・・・いいから。次から気を付けて」

そう言うと、直くんは平然とした様子でビールをごくごく飲み始める。

「うわ!そんな簡単に許しちゃうんスか!」

「信じられない!!市谷さんが・・・」

再び、周りがざわざわと騒ぎ始める。

お腹を抱えて笑い続ける龍平くんの頭を、直くんがポコンと叩く音がした。


(直くんには申し訳ないけど・・・)


彼が苦手なシチュエーション。

そんな中でも、私に優しくしてくれる。

うまく、言えないけど。

やっぱり、私は彼にとって、特別な存在だと教えてもらったような気がして、くすぐったいような、とても幸せな気分になった。





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