守ってダーリン!
「じゃあ、そういうわけだから。またね、里佳ちゃん」

そう言うと、龍平くんは岡本さんを連れてエレベーターホールに消えていった。


(ふふっ。あとで、千穂ちゃんに報告聞こうかな)


二人を見送り、新たに始まる恋の行方を想像しながら、私はウキウキと部屋の中に戻っていく。


(さてと・・・直くんは・・・)


気持ちを切り替え、彼の様子を見に行くと、ベッドの上ですうすうと気持ちよさそうに眠っていた。


(やっぱり、朝まで起きなそうだな)


私はベッドサイドに腰かけると、予想通りこのまま眠っていそうな気配の彼を、寂しさと愛しさの入り混じったような気持ちで見つめる。


(がんばって飲んでたもんね・・・。

龍平くんの言う通り、もうこんな風になることなんてないだろうから・・・寂しいけど、仕方ないよね・・・)


なんとか自分を納得させて、彼の布団をかけ直す。

そしてよいしょと立ち上がると、「うーん」と言う声が聞こえた。
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