守ってダーリン!
(あ・・・気分悪いのかな?)


ベッドの彼を見下ろすと、眉間にしわが寄っていた。

再びベッドサイドに座った私は、彼の顔を覗きこむ。

「大丈夫ですか?」

「・・・里佳・・・」

私の名を呼ぶと、直くんの目がうっすら開いた。

虚ろな様子で私を見ると、彼は私の腕をつかんで自分の元へと引き寄せた。

「きゃっ・・・!」

ドサリと倒れ込んだ私を、直くんは強い力でぎゅっと抱く。

お酒のせいだろうか、彼の鼓動はとても速い音を刻んでいた。


(大丈夫かな・・・)


直くんはお酒は強い方だけど。

「今日だけは下剋上」という誰かの叫び声に倣い、後輩たちの勧めるお酒も、かなりの量を飲んでいた。


(最後の方は、誰に飲まされてるかなんて、全然わかってないと思うけど・・・)
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