元殺し屋と、殺し屋~anotherstory~
シュガーさんに言われ、僕はシュガーさんが持つ部屋へと向かう。
誰に対しても優しいボスだが、決してビル内に、組織のメンバーの部屋を作ろうとはしない。
それなのに、何故シュガーさんの部屋がある?
シュガーさんの部屋は、いたってシンプルだった。
銀色のパソコンにテーブルにソファー、ベッドのみの部屋。
ベッドの頭上には、怪しげな機械が置いてある。
あの機械は・・・?
「気になりますか?」
僕の視線に気が付いたシュガーさんが僕を見る。
色を宿さない冷たき瞳が、僕を見る。
「ぼく、もう1年も生きられないんですよ」
「え・・・?」
アッサリ言われ、驚く。
そんな重大な事実を、アッサリと言って良いのか?
「ぼくがこうして生きていられるのは、あの機械のお蔭。
あの機械がなければ、ぼくは死んでいるでしょうね」
でも何で・・・。
シュガーさんは、まだ若い。
30歳にも満たない年齢だろう。