元殺し屋と、殺し屋~anotherstory~
「・・・あ、ぉ帰り」
「只今戻りました。
これ、ポーカーと呼ばれる人からです」
辛そうにしながら、シュガーさんは体を起こし、スーツケースを開けた。
そして、滅多に表情を変えないシュガーさんが、驚きに染まった。
「氷くん・・・これ、どうしました?」
「実は」
僕は先ほどあった出来事を教えた。
「良かった・・・成功して・・・」
ほっとしたようにシュガーさんは呟く。
珍しく、敬語じゃない。
「ポーカーは殺し屋の中でも、かなり、腕が良いんだ・・・。
その上、気が荒くて・・・怒ると、誰も、手が付けられない。
もし氷くんが成功しなかったら・・・殺されていたかもしれない・・・」
「!?」
「氷くん・・・」
ニコリ・・・と微笑みながら、シュガーさんは僕の頭をなでた。
「もう氷くんは・・・ぼくの跡を継いだ、立派な・・・情報屋です・・・。
ブラックキャットのこと・・・任せました・・・よ?」
そのままシュガーさんは、僕によっかかり、そのまま目を閉じた。
「・・・シュガーさん?
どうしました?
シュガーさん・・・シュガーさん!?」
僕は慌ててボスに連絡をした。
意識を失ったシュガーさんは、ボスから連絡を受けた死体屋によって、部屋を出た。