元殺し屋と、殺し屋~anotherstory~








「・・・おれも氷に出会えて良かった。
おれの人生、良いことなかったからさ。
氷とボスに出会えて・・・おれは幸せだ」

「シュガーさん・・・」

「氷」



3回目僕の涙を拭ったシュガーさんは、真っ直ぐに僕を見た。

僕もシュガーさんを見た。



「誰にも負けない情報屋になれ。
自分に盗めない情報はないと言えるまで成長しろ。

情報屋は、コオリのように冷たい人間だ。
誰の味方にもならず、誰の敵にもならず。
信じられるのは・・・金だけだ。

おれが氷に教えてあげられるのは・・・ここまでだ」

「シュガーさん・・・」

「ブラックキャットの情報屋・・・任せるぞ。
おれが認めた情報屋なんだ。
すぐに他の奴らも認めてくれるさ。
氷が会った、あのポーカーにもな」

「・・・はいっ!」





それから数分後。

シュガーさんは吐血し、そのまま発作を起こして

亡くなった。







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