元殺し屋と、殺し屋~anotherstory~








「これは・・・?」

「和泉さんは知っていますか?
未来の日時を指定したら、その日に手紙を届けてくれるって言う・・・」

「ええ、知っていますけど」

「それで届けられたんです。
丁度・・・母が死んで次の日辺りの頃でした」

「中身は・・・?」

「内容は、和泉さん・・・あなた宛てでした。
送り主は・・・兄です」

「佐藤さんが?」

「ええ。
これは届けなければと思い、あたしは会いに来たんです」




僕は封筒を開けた。

手紙に書かれていた文字は、あのバーで見かけた手紙の文字と違い、しっかりした文字で書かれていた。




――――――――――


 Dear氷

この手紙が届くころ、
おれは生きているのかな?
この手紙は、一応妹の元へ
届けるようしておいた。
引っ越さなければ、奇跡が
続けば、この手紙は氷に
届くだろうな。

今さっき、おれは
ある人物の住所を突き止めた。
その住所を載せておく。

氷、勇気を出して会いに行け。
きっと氷が望む答えが得られるはずだ。

おれを信頼し、
ついてきてくれた氷。
お前には幸せになって
もらいたんだ。

じゃあ、元気でな。

 Fromシュガー


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