元殺し屋と、殺し屋~anotherstory~
イケメンこと小松恭真。
彼にはすでに彼女がいた。
特に美しくも可愛くもないけど、笑顔が素敵だった。
それでも、
あたしのモノにならない男。
許さなかった。
積極的に声かけても、何しても。
彼はあたしを見ていない。
許せなかった。
「ねぇ、あたし可愛い?」
「口裂け女かよ」
「正直に答えて」
「可愛いとは思うけどな。
俺は彼女の方が可愛いと思うな」
「どうしてよ」
「俺を認めてくれた唯一の女だから」
あたしは常に持っている包丁を取り出した。
折り畳み式だから、制服にいれられるの。
あたしを認めない男や、あたしより美しい女を脅すため。
「殺されたいの?」
あたしは小松恭真の喉元に包丁を当てた。