元殺し屋と、殺し屋~anotherstory~
☆紅羽side☆
目覚めた先は、知らない場所だった。
薄いピンク色のカーテンが、私を囲っている。
「あ、目覚めたかしら?」
カーテンが開き、女の人が顔を覗かせた。
この人・・・
「誰ですか?」
「あら、わたし影薄いかしら?」
アハハと女性は笑う。
明るい人なんだなぁ。
「わたしは保健室の先生よ。
裏庭で倒れている所、彼が運んできてくれたのよ」
「彼・・・?」
「彼も腕に何故か刃物で刺された跡があって、あなたを運ぶの大変そうにしていたのよ。
それなのに、自分よりあなたを助けてって。
優しいのね、お礼言っておいてね」
「その彼は・・・?」
その瞬間、女性の後ろから顔を覗かせた。
「澪鵺・・・」
「あら、もしかしてカレカノさん?」
「え?・・・ええ、まあ」
「若いって良いわね。
2人きりにしてあげるわね。
変なことはくれぐれもしないようにね」