現実は小説よりきなり
ここは一先ず、話を進めよう。
早くしないと、夜の更新が出来なくなっちゃうし。
琉希也君には、とっととおいとましてもらいたい。
「それより、本題に入っていい?」
「あ...ああ。自棄に急ぐんだな?」
そりゃ、急ぎます。
秘密がどうしてバレたのか凄く気になるしね。
「どうやって、知ったの?」
私の事を。
バレるはずなかったのに、よりによって琉希也君に弱味握られちゃうなんて。
「あ~ま、小耳に挟んだ的な?」
曖昧な返事に、
「知ってるのは琉希也君だけですか?」
と迫る。
「ああ。そこは心配ねぇ。誰にも言ってねぇし誰も知らねぇ」
彼の偽りのない瞳に、ホッとする。
情報は拡散されてないらしい。
私が携帯小説家だと言う言葉誰にも知られたくない。
モデルにしてる琉希也君に知られた事も困るちゃ~困る。
だけど、彼が少女趣味の小説を読むとは思えないし、そこバレずにいけそう?