【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん
ノックが聞こえたので行ってくると電話を切り
植木さんたちと一緒にロビーへと降りた。
「お2人とも見違えるほどお綺麗で」
「見違えるってどういう意味よ」
「そうよそうよ」
そう言われるのがわかっていて言う植木さん。
「結衣さんは赤を着ていて助かりやす」
わざわざそう言うのも三浦さん。
私たちよりは緊張感はあるはずだけれど
それでもどこか楽しさもあるようだ。
「こりゃ2人ともお綺麗で」
「見違えるほどって今言われましたよ」
「いつもお綺麗でごぜぇやすよ」
「そうですよね?」
笑いながら車へ乗ると会場となる料亭へ向かった。
案内されるまま由香里さんの後へ続き
襖が開かれると見えてきたのは
極道極道極道
だけど顔がにこやかで
小さく頭を下げながら案内された席へ由香里さんと並んで座った。