【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん


厳ちゃんもこちらを見てにこにことしていて


姐さんも小さく手をふるから振り返した。


そして厳ちゃんの挨拶が始まり


由香里さんがお礼の言葉を述べた。


組長さんたちだけじゃなく姐さんたちまでうっとりした顔で見ているから


うちのママステキでしょ?って言いたくなってしまう。


その後で挨拶をするのは恥ずかしいけれどどう逆立ちしても由香里さんにはなれない。


私が話し始めるとうっとりじゃなくてみんながにこにこするのは


何でなんだろう。


やっぱり変な事を言っているのかと顔が赤くなっていく。


途中で「表現が変だった?」

心配になって小声で由香里さんに聞くと


「大丈夫。結衣の気持ちを理解してくれてるのよ」



そう。


私はお礼とともにお願いを述べた。


自転車を買ってもらい藤堂の家へ来てから初めて自分の足で外へ出た事。


みんなでコンビニへ行きそれがどれだけ楽しかったかお伝えした。


そう出来たのはみなさんの誓いのお陰でみなさんもまたご家族も同じであって欲しい。


その為にどうか誓いを忘れずに守り抜いて欲しいと頭を下げた。




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