【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん
「厳ちゃんいろいろとお手数おかけして申し訳ありませんでした」
「結衣ちゃん来てくれるのに何が手数なんかあるもんか」
隣にいる慎太郎さんも
「結衣姐さんはすごいわ」
「何がよ」
「自転車欲しいなんて普通言わないでしょ」
「…」
「お袋は着物強請ってた」
「あははは。由香里さんも」
だけどそれは立場が違うからと説明した。
私が由香里さんの立場だったら同じように着物をお願いしたかもしれない。
話している間もまたもや遠山さんがほっこり笑顔が視界に入り
「もーー遠山さんのそのほっこり笑顔がいつも目に浮かんで癒される」
「結衣姐さんそれや」
厳ちゃんが笑いだし
「植木から強さと癒しを持った極道って言ってたって聞いて一晩中家の中は笑いが止まらなかった」
「可笑しい?」
「組長、結衣姐さんは人を見抜く力がおありなんでごぜぇやすよ」
遠山さんの言葉に私も微笑み返す。