【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん


由香里さんと姐さんが他の組長さんたちとお話をしているので


私もお酌に回って平気かと聞くと厳ちゃんも遠山さんも頷いてくれたから


「いってきます」


立ち上がり挨拶をしながらお酒をついだ。


名前を全部覚えていないので先にお詫びをして


自分の名前を言ってからお名前を伺いながらだ。


「ほんとにかわいらしい姐さんだ」


「お人形さんみたいよね」


「藤堂の家の人たちが聞いたらこんなにやんちゃな人形はないって言いますよ」


私が肩を竦めればみんなが笑い


「極道を怖がりそうにしか見えないお人なのになぁ」


「怖いですよ」


「いやいや、あの日は目玉が飛び出しそうでしたよ」


隼の言う通り、八重さんや最高顧問と言われる人たちと大笑いしていたからなんだと思う。


「みなさんをハラハラさせてしまうから心配していろいろ面倒見て下さるんです」


慌てて説明すると


「いやぁ面倒見させるなんて相当なもんや」


「いや、あの…そうじゃなくて」


身ぶり手ぶりで一生懸命弁解すればするほど深みにはまるようで


「ほーっ」なんて言われると本気で困る。





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