【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん
バスが走りだすと東北地方太平洋沖地震を思い出させる景色も目に入る。
今は平地となり整備されているが元は建物が多く並び
そこで暮らす人働く人多くの生活があり思い出が造られていた場所だ。
「本当に未だにあの日の事は忘れられません」
このバスに乗っている誰もがあの震災を経験した。
「復興の為にみんなで力を合わせて頑張ってるんですよ」
景色を見ながらみんな言葉が少なくなっていく。
私も涙が零れてきた。
誰もが静かに目を瞑り黙とうをささげていた。
極道も堅気も関係なかった。
命を守り合うためにみんなが力をあわせて助け合った。
生きている事の有難さ、失われた多くの命の為に
自分たちに何が出来る
みんなが自分自身に語りかけながらだったと厳ちゃんが教えてくれた。
松島へとバスは向かい五大堂へ着いた。