【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん
お風呂からあがり歯磨きをしようとマスクを取った。
だけどここに敵がいた。
「大丈夫か」
背中をさすってくれるけど
「口の中が気持ち悪くてどうしても磨きたい」
それは歯磨き粉をつけるとかつけないとかいう問題ではなく
もう歯ぶらしが入りこむということで吐き気を誘発する。
「お願い、隼部屋へ戻ってて」
無理やりバスルームから隼を追い出し
涙を流し嘔吐感と戦いながら歯磨きを終え
「ちっともすっきりしなかった」
ものすごい敗北感だ。
ぐったりしてベッドに横になると
「ごめんな」
「なんで?」
「苦しい思いさせて」
「いや、あれだけ美味しいもの食べて楽しんできたんだから平気」
隼はずっと私の背中をさすってくれていた。
眠れないと思っていたのにあっという間に眠ってしまうのは体力を消耗しているのかもしれない。