【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん


そんな会話がまたここで出来るのが久しぶりで嬉しい。


食事をしながらっていつも以上に和やかだから。


「植木も割り込んでくるわよ」


「三浦もいるな」


「渡辺が食事の具合を見なきゃいけないとか言って連れていくわ」


想像すると可笑しくて隼の時もそうだったか聞くと


「すっごい食べ方するからみんなが離れたがった」


あはははは



きっと六兵衛も変わらないだろう。


この五郎ちゃんがつけた六兵衛という名前。


藤堂での評判はすこぶるいい。


女の子だったら泣かれそうだけど


お庭へ出れば組員さんたちが


「ろくちゃんとお散歩ですかい?」


そう声をかける。


「ろくちゃんにお土産」


私が食べるのに六兵衛へのお土産らしいイチゴ大福。


「母が代わってお礼申し上げます。ごちそうさま」


笑いながら美味しくいただいた。





< 213 / 282 >

この作品をシェア

pagetop