【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん
そんな会話がまたここで出来るのが久しぶりで嬉しい。
食事をしながらっていつも以上に和やかだから。
「植木も割り込んでくるわよ」
「三浦もいるな」
「渡辺が食事の具合を見なきゃいけないとか言って連れていくわ」
想像すると可笑しくて隼の時もそうだったか聞くと
「すっごい食べ方するからみんなが離れたがった」
あはははは
きっと六兵衛も変わらないだろう。
この五郎ちゃんがつけた六兵衛という名前。
藤堂での評判はすこぶるいい。
女の子だったら泣かれそうだけど
お庭へ出れば組員さんたちが
「ろくちゃんとお散歩ですかい?」
そう声をかける。
「ろくちゃんにお土産」
私が食べるのに六兵衛へのお土産らしいイチゴ大福。
「母が代わってお礼申し上げます。ごちそうさま」
笑いながら美味しくいただいた。