【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん


一杯飲むかとビールを持ってきてもらい


菫が寝ていたのでゆっくりとお酒を飲んだ。


隼の事を気にかけているのがわかるのか、


「ほっとけ」


「でも・・・」


「俺は3日ほっておかれた」


うふふふふふ



そしてビールを飲みながら隼との喧嘩の原因と


話してきた事をお2人に説明した。



響さんも由香里さんも優しく笑いながら


極道の家に嫁いだら誰もが通る道と教えてくれた。


日本中の極道がひとつになった事で、隼が生まれたときよりも菫が生まれて父親になった隼の方がその不安感は大きいだろう。


まして、結衣を知らない極道はいない。どこに行っても可愛がられ慕われる結衣だから余計隼は気をもむんだろうと響さんに言われた。



「俺だって今でもこいつを表に出したくねぇんだよ」


そんなの響さんを見ていればよくわかる。


だけど由香里さんと私の考えは同じですべき事があると思っている。



「俺が極道じゃなきゃなぁって思った事もあんだよ」


「へ?」


驚く私の額を小突き


「へ?じゃねぇんだよ」


響さんもゲラゲラと笑う。



「大切なもんはな、大事にひっそりとしまっておきてぇもんなんだ」


「うは…すごい惚気」


「だろ?喧嘩してる結衣たちとは違って仲がいいんだよ」


「ひどい」


笑いで私の心を軽くしていってくれる響さんと由香里さん


お2人は紛れもなく私のパパとママだ。





< 259 / 282 >

この作品をシェア

pagetop