【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん



「おーい開けてくれ」


響さんの声がしてドアを開けると


「うわっ」


「みせしめに目につくもの全部もってきてやった」


そういうと大声で笑い


「自分のされた事、そのまま隼にやってる」


由香里さんも大笑いだ。


「隼、結衣がいないと眠れないみたいよ。起きてたもの。ザマ―みろだわ」


「ママ?」


あたふたしている私と反対に2人は楽しそうに菫を着替えさせると


自分たちも着替え、私にも食事に行くから着替えるように言われた。


慌てて着替えを済ませ顔を洗いに行こうとすると


「はい。歯ブラシも持ってきた。これなくなってるの結構応えるのよ」


身体を震わせて笑う由香里さんに、隼に怒りよりも同情心が大きくなる。


「結衣、同情なんてしたら繰り返すよ。ビシッとだよビシッと」




4人で食堂へ向かうと隼が座っていて


菫を連れていつもの席へ座ろうとすると


「こっち」


響さんと由香里さんの間に座らされた。


菫の椅子もしっかりと移動されて・・・。


チラチラと隼と目が合うけれどそれを遮るように由香里さんが動く。


そして「まだまだ」と笑う。






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