【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん


「はーいおしまい」


声をかければ残念そうに傍を離れる。


「結衣、あんたよく手なずけたね」


「伊達に舐めまわされてませんから」


すみれは起き上がるとべたべたのまま


「みーー」と三浦さんの方へはいはいをしていく。


私だってイヤなのに三浦さんはまったく嫌がることもなく菫を抱き上げ


「楽しかったですかい?」


「みーー」


もう三浦さんにべったりだ。



「三浦、あんた菫の初恋かね?」


「ママ…それが違うんですって。ね、三浦さん」


「へい。菫ちゃんの初恋奪われちまいやしたよ」


私と三浦さんは2人で顔を見合わせて笑い続ける。


由香里さんはそれが誰なのか知りたくて仕方ないらしい。



「これは目撃した方が面白いです」


「そうでごぜぇやすね」


「すぐわかる?」


「わかりますとも」


笑いながらサンダルを脱ぎ部屋の中へ入った。








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