【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん
「あれ、菫ちゃん急いでどういたしやした」
「うーたん、パパねママよりもっともっとママがスキなんだって」
「そんなのは、見てたらわかりやすよ」
「ママはうーたんも大好きだよ。見てたらわかる」
「そうですかい。それは嬉しいお知らせでごぜぇやすね」
そのまま植木さんの部屋へ行っては、鳴った電話に出てしまう。
「あい、菫です」
苦笑いをしながら植木さんが電話を受け取り
眉間にしわを寄せれば菫も真似をし、
電話を切ると
「うーたん、カッコいい」
目をキラキラさせて見つめているそうだ。
本気で照れやすよと植木さんが笑って教えてくれる。
そうなると今度は植木さんのかっこよさを伝えたくなるらしく
部屋を飛び出して廊下を走りぬける。
「こら、菫ちゃん走ると危ねぇでごぜぇやしょ」
「みーみー、うーたんかっこいいの」
「あぁ、みんな知っておりやすよ」
「じゃあパパがママよりもっともっとママの事を好きなのは?」
「それもみんなが知っておりやすよ」
「ママは、みーも大好きなんだよ。見てたらわかる」
「そうですかい。そいつは嬉しいですね」
三浦さんに手を引かれてボスのところで舐めまわされて
ひっくり返りながら三浦さんの顔をじーっと眺め
「みーってかっこいいね」
「そうですかい?」
「うん。いつもいつもかっこいい」
真剣な顔で言われると言葉に迷いやすなんて三浦さんも笑う。