【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん
響さんにだって菫は遠慮も恥ずかしさもない。
「じーじ?」
「なんだ?」
響さんの胡坐の中にすっぽりとおさまりながら顔を見上げ
「じーって王子様みたい」
由香里さんは、飲んでいたコーヒーを吹いたそうだ。
「じーがかっこいいから、ばーばと結婚できて良かったね」
「ばーは、お姫様みたいだろ?」
響さんが口元を緩めながら菫に話かけると視線はゆっくりと由香里さんにうつり
「うん。だってばーばってすっごい可愛いもん」
「あら、菫に可愛いって言ってもらっちゃったわ」
本気で喜ぶ由香里さんを響さんは優しい眼差しで眺め
「じーじとばーばは、ラブラブだからな」
「パパとママもラブラブなんだって」
「菫は誰とラブラブ?」
由香里さんの問いかけに期待顔の響さん。
だけど菫の口から呟かれるのは
「きーたん」
「桐生?桐生は菫の事を好きって言ったか?」
ちょっとばかりムキになるらしい響さん。
「見てたらわかるの」
菫の言葉にここでも二人を大笑いさせているらしい。
玄関では掃除してるのか散らかしているのか
ほうきを持ったり振り回したり
角田さんを見つけるとパチパチと赤くなるほど頭を叩く。
これは、「刺激すると髪がはえてくる」
角田さんの言葉を信じやってあげると見つめるらしい。
菫にとっては最大限の協力のようだ。