【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん




響さんや隼がいくとなればそれはもう大事過ぎる。

北へ行けば北が忙しくなり


西へ行けば西が、


南へ行けば同じように忙しく動く人が出る。



だから、忙しくならなくていいようにしたいわけだ。


逆に迎える準備などして欲しくない。


ありのままの組の様子も見てみたいし


長居をする時間もない。



あの日の名簿に連ねられた名前の数だけでも相当なものだ。


もしかすると由香里さんと私も手分けをして回るようになるかもしれない。


由香里さんの訪問ではなくがっかりされる組も出てしまうのもわかる。


それでも、藤堂の名前を持って訪問する事に意味があるように思う。



動きの止まっていた響さんが箸を動かし始め


「その話しは着物を選んで帰ってからゆっくり話し合おう」


着物を選んでからという言葉にものすごく安堵した。



チラリと由香里さんの方を見れば


目が合い小さく笑っていたからやっぱり気持ちは同じだった。






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