【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん


隼も箸を動かし始めたから小さく息を吐く。



「1週間ぐらいで終わるよね?」


「1日にどのぐらい回るかだな」


確かにそうだ。


移動距離もある。


ご近所さんというわけではないから移動距離がわからない。



「ちゃんとみなさんと相談してみてそれから決めるよ」


「あぁ。そうだな」


頭から反対ではないことがわかった。



三浦さんの顔はとっても険しくて目を合わせるのすら怖い。


由香里さんが顔を三浦さんの方へ小さく動かし


私に見ろと言っているのがわかる。


小さく横に首を振ると笑いながら


「三浦、あんたが一番険しい顔してる」


一斉にみんなが三浦さんの方を見ると


「いや、そりゃ心配で仕方ないでごぜぇやすよ。あっしは結衣さんのやんちゃっぷりを人一倍見てきているんでごぜえやすよ」


「ちょ…三浦さん?それ私が何かをすると期待されてるような気もするよ」


「いやいや結衣さん、おとなしくしていてくだせぇよ」


「三浦さんが一緒だから大丈夫」


私が笑えば


「植木さんがいてくだされば、結衣さん!の一言でどうにかなりそうな気がするのが救いですがね」


もう本当に失礼だ。


だけど三浦さんの表情が少し和らいだのがわかるから私も笑い返す。


本当に行くことが決まれば三浦さんはまた悩める日々を過ごすようになるのかもしれなけれど、それは私の行動次第なんだと猛反省をした。






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