【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん
やはり一緒にいらしたようでお互いのやりとりが音声多重のように聞こえる。
「奥野さん、先だっては…」とあいさつをはじめ
今回の挨拶まわりの話しを始めた。
私と奥野さんの会話は順調に進むけれど由香里さんは、あははははと笑い続け
もう敗退が決定していた。
何を言っているのかは奥野さんとの電話からも聞こえてきて
「小百合さんパワフル」
「そら、電話で話すの楽しみにしとるよって止まりまへんって」
「じゃあしっかりと私がお伝えしないといけないですね」
「姐さんたちのお気持ちはよーくわかりやした。秋祭りがあるよってそれにあうよう予定組めたらええな。」
私と奥野さんはお祭りの話しになってしまった。
少し話していると小百合さんの結衣ちゃんって声がして
私と由香里さんは電話を交代した。
「結衣ちゃーん」
いつもの元気な声はやっぱり嬉しい。
「大阪にまた伺えます」
「いつ?いつ来よるん?」
「植木さんと奥野さんが相談して下さいます」
ここまで話すのが精いっぱいだ。
笑ってしまって話しがなかなか進まない。