【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん



部屋へ戻れば挨拶まわりの話しをした。


由香里さんではなく私がいくことで残念に思う組もあると思う


その事が申し訳なく感じると隼に話した。


「それは、組長の親父じゃなく若頭の俺がいってもあることだ」


隼は笑っている。


「そっか…」


だけど由香里さんの立場は相当荷が重い。


だから私でごめんなさいねで許していただくのが有難い。


由香里さんと別行動になったとき、私は誰と一緒なんだろう。


隼が言うには厳ちゃんも一緒に回ると思うと言っていて


「それって厳ちゃんに忙しい思いさせちゃうじゃない」


「いや、嬉しいと思ってるはずだ」


「そうかな」


「自分の傘下にまで挨拶にまわってくれるんだ。親としちゃ有難いくらいだよ」


極道の繋がりとはいえ盃を交せば親子だ。


どの世界でも子どもを気にかけてもらえば親は嬉しい。


やっぱり同じなのかとちょっと安心した。


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