【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん


キキーッと自転車の止まる音が聞こえると


待機場へ戻っていた梅野さんがまた出てきて


「渡辺さんです」


モニターに渡辺さんの姿がうつったようだ。


梅野さんが小さな門扉の前で声をかけ鍵をあけた。


「おはようございます」


「あれま。結衣さん今日はお早いですね」


私はまた自転車の話しをすると渡辺さんは笑いながら


「そんなに喜んでくれたら若も嬉しいでしょうね」


「だけど私の方がもっと嬉しいんです」


あははは


渡辺さんが自転車を止めに行くから私もついて行った。


自転車をおしながらずっと渡辺さんは笑っていて


置く場所を憶えようとしていることもわかったようだ。


ボスたちの方へ行く途中に立派な自転車置き場があって


「わ…知らなかった。まだ未知の場所が存在してた」


置く場所は決まってるのかと聞いてみたら


何となく同じ場所に置いてしまうだけで決まってはいないらしい。


みんな自転車持ってたんだ…。


3台ぐらい増えても全然余裕で安心した。


どの自転車をみても一台も藤堂組なんて書いてなくて


それがすっごく可笑しくて渡辺さんの後を歩きながらずっと笑ってた。





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