鬼上司と私のヒミツの関係
「まぁ、私が実際に見た訳じゃないから分かんないけど、かなり親密そうだったって言ってたし、お似合いの二人だってさ」
優希は箸でA定食のエビフライをパクリと口に入れる。
河野部長と板倉主任がお似合いって……。
改めて人から聞かされるとキツイものがある。
私だってそう思っているうちの一人だから。
それより昨日デートってどういうことなんだろう?
確か、部長たちは取引先の人と……。
「……耶、沙耶ってば!聞いてるの?」
「へ、何?」
「何じゃないよ。早く食べなきゃ昼休み終わっちゃうよ。まだ半分しか食べてないでしょ」
優希に言われ、食堂の壁時計を確認すると、休み時間があと十分ぐらいしか残っていない。
「わっ、ヤバい」
慌ててご飯を口に放り込んだ。