鬼上司と私のヒミツの関係

「ん、大丈夫」

とは言ってみたものの、頭がフワフワする。
自然と瞼が重くなってくる。

ヤバいなぁ、本格的に眠くなってきた。
藤原さんにもたれ掛かるようにピタリとひっついた。

さっきのビールが効いてきたのかも。
あー、飲み過ぎたらダメだって言われてたのになぁ……。


「森っち大丈夫?って超可愛いっ」

藤原さんは私の身体を抱きしめ頬ずりする。


「ふっ、藤原さん何してんすか!」

「肌もスベスベ~。ちゅーしちゃえ~」

「えっ!?藤原さん、酔ってるんですか?」

「酔ってませーん」

藤原さんは私の頬に熱いキスをお見舞いした。
それを見て、小野くんは慌てたような口ぶりになっている。



「ぁ、きょ……ちゃ、ん……?」

「ん、何?きよちゃん?誰と間違えてんの?違うよ、森っち。私は藤原だよ~。きよちゃんじゃないよ」


あれ?きょーちゃんじゃないの?
藤原さんか。

眠くて目を擦り、あくびをする。
一度、閉じてしまった瞼を開けるのは難しかった。

< 23 / 63 >

この作品をシェア

pagetop