鬼上司と私のヒミツの関係
「くぅ~、何だこの可愛い生き物は!持ち帰ってもいい?」
「藤原さんやめてください。これ以上何かしたら沙耶さんが穢れてしまいますよ。沙耶さんっ、寝ちゃダメですよ。起きてください!早く起きないと藤原さんに襲われますよ」
「はぁ?穢れるって失礼なこと言わないでよ」
藤原さんと小野くんが何やら言い合いをしている。
ウトウトしていたら、誰かに腕を掴まれた。
「おい、飲み過ぎだぞ」
鋭い声にアレ?と首を傾げる。
「藤原、ちょっとこれは飲ませ過ぎだな」
「あっ、部長……。そんなつもりはなかったんですけど、」
「木藤、悪いが森本を送ってくる。このままここで寝られても困るからな」
「分かりました。河野部長、沙耶ちゃんのことお願いします」
「あぁ。ホラ、森本。送ってやるから立て」
「……へい、」
言われた通り立てってはみたものの足元がふらついてしまう。
「おい、しっかり歩け。こらっ、寝るんじゃない!」
「……ん、」
こんなやり取りをしながら、私は部長に支えられ居酒屋を出た。