鬼上司と私のヒミツの関係
「えっと……あの、何で私は……家、に?」
目を泳がせながら響ちゃんに聞くと
「沙耶、自分が何をしていたのか覚えていないのか?」
呆れたように、そしてジロリと私を睨む。
えっ、えっ?
何か怒ってる?
何かやったのかな、と口許に手をあてて首を傾げる。
そんな私の様子を見た響ちゃんは眉間にシワを寄せ、それはもう深い深いため息をついた。
「自分が何をしたかも覚えてないぐらい酒を飲みやがって……だからいつも飲み過ぎるなと言ってるだろ」
強い口調で言う。
その言葉に居酒屋で鋭い声を聞いたのを思い出す。
「……はい、ごめんなさい」
確かにその通りです。
頭を下げ謝る。
何度も響ちゃんにお酒を飲み過ぎるなと言われていたのにそれを無視してかなり飲んでしまった。
挙げ句の果てに途中から記憶が曖昧でどうやって帰ってきたかも覚えてないなんて最悪だ。