鬼上司と私のヒミツの関係
「気に入ったか?」
「はい!」
あまりにも元気のいい返事に、フッと笑うと気まずそうな顔をして窓を閉めた。
「すみません、ついはしゃいじゃって……」
別に閉めなくてもいいのに。
それに何で謝るんだ?
もっと気楽にして欲しいんだけど。
「だから謝らなくていいって言ってるだろ。俺としては森本の素直な反応が見れて可愛いなと思っただけだから」
「……っ!!!」
森本の頬がみるみるうちに紅潮し、視線を逸らす。
ん?
どうしてそんな表情をするんだと首を傾げる。
何か変なことを言ったか?
さっき自分が言った言葉を思い出して、しまった、と。
やべぇ、つい可愛いとか言ってしまった。
でも、それは本音だから今さら言い訳しようとは思わない。
ちょっとタイミングは早いけど、そろそろ本題に入るか。
小さく深呼吸し、口を開いた。
「なぁ、ちょっと聞きたい事があるんだが、正直に答えてもらえるか?」
「聞きたい事ですか?私が答えれる事なら答えますけど……」
森本は何を言われるんだろうと不安に揺れる瞳で俺を見た。