鬼上司と私のヒミツの関係
「ところで今日の飲み会楽しみですよね」
「あ、うん、そうだね」
「沙耶さんは酒強いんですか?」
「私?お酒は飲むけどあまり強くないから食べる専門かな」
「そうなんですね。あー、でも分かる気がする」
うんうんと頷きながら小野くんは冷蔵庫から“おのの!”と書かれた500mlの紙パックのジュースを取り出す。
そしてストローを使うことなくそのまま紙パックに口を付ける。
飲み方が豪快で、さすが体育会系男子だなと。
「沙耶さんは酒飲んだら何か変わったりするんですか?」
そう言いながらジュースを飲み干した。
そして、放物線を描くように紙パックを放り投げるとゴミ箱に吸い込まれていく。
「うーん、お酒を飲むとすぐに顔が真っ赤になって眠くなっちゃうんだよね。だからいつも周りの人に迷惑をかけてしまうから飲み過ぎないようにしてるの。小野くんはお酒強いの?」
「へぇ、可愛いですね。俺は強いのは強いけど飲んだらヘラヘラしてるみたいです。そう言えば、この前は突然泣き出してウザかったって言われました」
「あはは、小野くんと飲んだら楽しそうだね」
酔った小野くんを想像したら笑ってしまった。