時空を超えて。

真紀「ここ?」

おばあさんと言う通りに進むとあの夜みた光景と同じような屯所があった。

来たのはいいけど、どうやって入ったらいいんだろう

真っ向から入って捕まっちゃったら危険だもん....

ってそんなこと言ってる場合じゃないじゃない!

私は首を振った。

真紀「せっかくリスクをおかしてここまで来たんだから、すぐに何か掴んでいかないと!」

大丈夫。まずは島原にいたあの男の人を探すんだ



真紀「すみません!」

ドキドキ...

大丈夫。怖くない怖くない

いざとなったら刀もあるんだから

(ガラガラッ)

来たっ

平助「何か用か?って真紀じゃねーか!」

こ、この人も新撰組の人だよね。

浅黄色の服着てる


平助「土方さん!!真紀が来た!!」

そう言うと小さな男の子は戻って走っていった



沖田「真紀ちゃん!」

続いてぞくぞくと人がやってきた

さっきから真紀ちゃんっていろんな人に言われるけどやっぱり誰かわからない

私の何を知ってるの...

気付いたら頭の中がパニック状態になっていた。

沖田「まぁとりあえず中入りなよ」

男の人は誘導するように私の肩を触ってきた

真紀「さ、触らないで!!」

(シャンッ!)


男の人の前で刀を抜いている

....え?なんで刀を抜いちゃったの...?

沖田「真紀ちゃん、刀で僕に勝てると思ってるの?」

男の人は刀こそは抜かなかったけど笑っていた

勝てるわけないじゃん。刀なんて使ったことないんだから。

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