この気持ちありえないから。
私は海君の考えに同意だった。
けど、あくまで前は同意だった。
今は…。
「最後だよ?…合唱だけじゃない。きっと、いや絶対。いつも一致団結してたいじゃん。」
私は笑った。
きっと海君は「歌わない人は2組だと思わない」に傷付いたんだろう。
「うちはね、思ってるよ。」
「…」
「海君をちゃんとクラスメート、3年2組として。馬鹿らしいと思う。合唱なんて、でも最後なんだし、やってみよう?」
私は相手が海君。
あのクールなそっけない海君とはもう忘れていた。
ただ、海君が2組に戻ってきてくれたら。
そう願って海君に手を差し出した。