calling
それと同時に…

恋の始まりって
意外と静かなものなんだと
再確認していた。

顔がにやけているかもしれない。

だって、好きになった男性と
次にまた逢う約束を
…してしまったから。

駅に向かって帰ろうと
なんとなく髪を触ったり
洋服を触ったり鞄を持ったり…

冷静さを装いながらも
俊輔さんの言葉と表情を
何度も反芻しながら歩いた。

じゃぁ明後日、ココに8時な。

まるでずっと、
友達だったみたいな、
ずっと知っているひとみたいな
優しい扱いを受けて、今更驚く。

俊輔さんて
…どんな男性なんだろう
…どんな…男性なんだろう…。

明後日…何を着て行こう。

歩くスピードが早くなってく。
嬉しい、嬉しい…。

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