calling
私は…、
私も背すじを伸ばして…
立ってみた。

俊輔さんを待つために。

息を吸って、吐く
この時間が好きになりそう。

「亜妃ちゃん。」

背の高い俊輔さんを見上げると
思わず笑みがこぼれてくる。

「行こうか。」

俊輔さんは
行く店の方を指さしたのか
指しながら、私にニコッと笑った。

私もニコッと笑って
歩幅の大きい俊輔さんに
付いていくため早歩きをした。

「時間、遅くなったね。ゴメンね。」

あ、8時過ぎてたのかぁ。
腕時計はもう8時30分だった。

「お疲れ様です。」

ペコリとした私を

俊輔さんは
頭をぽんと撫でてくれた。
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