calling
すっと手を繋がれた。
俊輔さんの手が温かい。

そう言えば仕事を抜け出して
来てくれたと思っていたら
コートも着てるし…。

「え?行くって…?
お仕事いいんですか?」

「大丈夫。明日頑張るよ。」

そっと私の肩が
俊輔さんの腕に当たって
笑顔を観たからドキリとした。

「あ。お弁当箱…
お腹ふくれなかったんじゃ?」

また笑顔を見せられながら
お弁当箱が私の鞄に入った。

ずっと繋がれたままの手を
ずっと意識しながらも
俊輔さんについて行った。

「でも、会議は乗り切ったよ。」

だめだ。手が温かい。

オフィス街をくぐりぬけて
とても静かなバーの中に
二人で入ることになった。

…手からドキドキが伝わっちゃう。
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