僕らのはなし。①
ー純sideー
あぁ、腹が減った。
姉ちゃんが帰ってきて嬉しかったけど、アイツと話すのは嫌で部屋に籠った。
したら、夕飯も抜き。
気が利かない奴らばっかりだ。
姉ちゃんの指示なのか、誰も夜食を持ってこなかった。
夜中に冷蔵庫を漁って、料理なんか出来ないから、適当に摘まんで寝た。
翌日…俺は校長室を訪れた。
「なぁ…校長。
どちらか選んでくれ。
あの2人を退学処分にするか、自分が解雇されるか。」
「ですが、2人ともそう簡単に退学には出来ないのはお分かりでしょう?
結城様は元総理のお孫さんですし、星野さんはピアニストの素質を持った特待生です。」
「分かってるが、俺は本気だ。」
2人を完全に排除すれば気が紛れるかと思って、校長を脅した。
「ちょっと!!
純、どういうつもりなの?」
「校長にあの2人を取るか、自分の地位を取るか選ばせてる。」
「まぁ、校長をクビにしても構わないけど、次の校長は私よ?
アンタ、私の元で卒業する気??」
「冗談だろ?」
姉ちゃんが詰め寄ってきたので、半笑いでそう返した。
「純…私達、こんな状況の時に冗談言うように育った?
いい加減にしなさい。
行くわよ!!」
「いってぇ!離せよ!!」
叫ぶ俺を無視して、耳たぶをきつくつねったまま連れ出された。
外には陣や新、星野や時雨が居た。